年頭ご挨拶

幹事長 柴田 光朗
幹事長 柴田 光朗

広告会社に求められるイノベーションとは。

広告業界を取り巻く大きな変化のなかで私たちがどう革新していくかその決断に迫られている。2010年は、景気の回復を神頼みするのではなく、具体的なイノベーションを起こし、新たな一歩を踏み出していく年にしたい。そこで、私たちは次の3つのイノベーションが必要だと考える。

ひとつめは「マスメディアの価値の再構築」である。インターネットの発展によって、マス広告のパイが奪われてきた。しかしWEB上の口コミや生活者のブログを見ても、マスメディアの発信する情報が基点となっているし、マスメディアの影響力は以前と変わっていない。もう一度マスメディアの価値を再認識し、マスメディアをどう付加価値化して売っていくか試行する必要がある。
ふたつめは「企画ビジネスの確立」である。これまで広告会社は企業のナレッジサポーターとして大きな貢献を果たしてきたが、かなりの部分を無償で提供してきた。媒体コミッションに対する厳しい環境の中、私たちのもつ企画力やアイディアを見える化し有償化していく必要がある。3つめが「ソーシャル視点にたった企画の強化」である。企業を社会の重要な構成部員と考えた場合、ソーシャルな視点にたったマーケティング活動が不可欠である。もはや定番であるといえる「環境」だけでなく、「地域活性」「少子化」「食料自給化」などのソーシャルな課題を解決する企画を提案し、企業の社会的ブランド力の向上に寄与していきたい。

以上、「メディアからの側面」「サービスからの側面」「社会からの側面」から広告会社が生き残っていくための具体的なイノベーションを述べてきた。私たちはこれを実行し、あたらしい広告会社としての存在意義を打ち出していく年にしていきたい。

年頭所感

副幹事長 川村 悌弍
副幹事長 川村 悌弍

新年明けましておめでとうございます。
一昨年に始まった経済危機は昨年も暗い影を落とし、アメリカ自動車メーカーの破たんなどは象徴的な出来事でした。こうした中で、スポーツでは愛知県出身のイチロー選手の、9年連続200本安打の偉業や、夏の高校野球での中京大中京高校の優勝などは地元にとって明るいニュースとなりました。

さて当地区においては今年、名古屋城築城400年を迎えます。名古屋開府からの繁栄の歴史を振り返り未来につなげる契機としたいものです。また、これに合わせて誘致された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されます。愛知万博をきっかけに育まれた「人と自然の共存」の精神を継承し発展させたいものです。

今年は寅年、「虎視眈々」「猛虎伏草」などの四字熟語があります。広告業界も経済状況と同様に厳しい局面ではありますが、時代の流れをじっと窺い、新たなビジネスチャンスを創造し業界の発展に貢献していきたいものです。

本年もよろしくご愛顧ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

副幹事長 山田 善茂
副幹事長 山田 善茂

私ども広告業界を取り囲む経営環境、根底から変化しつつあります。
企業は「稼ぐ力」を失いなかなか取り戻せず、個人(消費者)は雇用や所得に不安を抱え、国は国で税収減にあえぎ成長への道筋を描ききれないでいます。
広告市場の落ち込みもまだまだ歯止めがかからない現状。
まさに甘い考えではこの厳しい難局を乗り越えることが出来そうにありません。
さりとて身を縮めているのでは将来の成長は描けません。
迎える新年、心新たに更なる気概を込め立ち向って行きたいものです。

幹事 平野 文雄
幹事 平野 文雄

皆様明けましておめでとうございます。
昨年は名広協のホームページの開設に際し多くの方にご協力いただきました。改めて御礼申し上げます。今後の充実、展開につきましてもご意見、ご提案賜りますようお願い申し上げます。

さて、今年の年頭所感が各メデイアで掲載されており、この時期にそれらを目にするわけです。この原稿を執筆している12月現在では想定するしかありませんが、おそらく「厳しい」という文字がほとんど全ての原稿に登場していることは想像に難くありません。ここまで長引く世界規模での不況は短期での回復は望めないでしょうから開き直って向き合うしかありません。多くの企業でこの状況を改革の機会と捉え取り組んでおられます。政治、行政の世界でも昨年の政権交代により「事業仕分け」に象徴されるように改革が進められております。しかしまだ「イノベーション」というより「リノベーション」の段階のように思えます。
この「事業仕分け」の報道を見て感じた事があります。多くの事業やプロジェクトが中止、凍結、廃止、削減等の評価を受けた訳ですが中には広告業界にきちんと任せていただければ、ちゃんと価値のある事業に再生し、意味のあるプロジェクトに転換できそうなものがいくつかありました。中部地方でも例えば「道州制」の推進など政治、行政とチームを組んで広告業界が貢献できる分野がいろいろある筈ですし、これからの名広協の担うべき役割かもしれません。
いずれにしても各委員会が横断的に取り組むようなテーマを設定し、その成果を内外に発信できれば広報委員会としても望外の喜びです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

幹事 走井 新五
幹事 走井 新五

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
寅年の「寅」。本来は「螾(ミミズ)」、「動く」の意味で、春が来て草木が生え、土中の生き物が陽気に誘われて地上に出ることなのだとか。厳しい冬が過ぎれば、必ず新しい春がやってまいります。今年こそ、一歩前へ動きはじめる一年にしたいと願っています。本年も変わらぬご支援・ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

幹事 谷 喜久郎
幹事 谷 喜久郎

明けまして、おめでとうございます。
現在の世界的な大不況の中で、広告業界においても大きな変動が起こっています。
それは「広告が必要とされない時代」というのではなく、「必要とされる広告を我々が提供していかなければならない時代」だと思います。
ヨーロッパにおいて、大変勢いのある中堅もしくは小規模の広告会社がいくつも存在、あるいは成長しています。
中でも、設立10年目のFallon London(ファロン・ロンドン)のように少人数でクライアントやマーケットの役に立つ提案力と実行力を持った会社は元気が良いようです。
日本においても、広告が必要とされなくなったのではなく、必要な広告や広告の概念が大きく変わってしまったのです。
従って、我々は戦後50年余りの広告の歴史を根底から変えるスキルアップと体質改善を図っていかなければならないと強く思います。
新年を迎え、我が社も、この厳しい時代に『クライアントのお役に立てる、そして必要とされる広告会社』を目指して、素早く変換するとともに、社員のスキルアップを図り、時代が求める広告会社になるべく熱く燃えております。どうぞ、ご期待ください。

幹事 畑 義純
幹事 畑 義純郎

新年明けましておめでとうございます。
さて平成22年はどんな年になるのでしょうか。昨年は世界的な大不況は免れたものの、実に厳しい経済環境の下で国民が四苦八苦した一年でした。特に我々が仕事し生活する東海圏に吹いた逆風に広告業界は震え上がりました。
今年は年明けに二番底があり、年度後半に若干上向く?経済予測は本当に難しい。何はともあれ、虎の遠吠えを聞きながら強竜が天高く舞い上がる夢を見て、一年頑張ろうと決意を新たにしています。

幹事 西村 白光
幹事 西村 白光

明けましておめでとうございます。
さて、広告業界もリーマンショック以降の大幅な景気後退にコミュニケーションパラダイムの変革が重なり、大きな岐路に立たされている現状であり、政治の混迷状況にも似て、まだ有効な出口が見つかってはいません。しかしながら、コミュニケーション業界は常に生活者目線で、生活者と共に歩み続ける事で、過去の数々の苦難を乗り越えてきたように、もう一度しっかりと生活者目線になることが大切です。
グループ会社の博報堂研究開発局の「ヒット因力2009-10」レポートにあるように、生活者は“実のある達成感”を重視する「ちゃんと志向」の生活標準探しを始め、確かに機能向上ばかりを重視した「もっと志向」から「ちゃんと志向」の生活を求め始めました。
デフレとも言える価格志向に、環境自然資源の視点が加わり、人との繋がりの視点も見直しを始めています。
きちんと、生活者目線を追いつつ、新しい生活者目線のコミュニケーションパラダイム作りに、挑戦ができる、広告業界としてやりがいのある一年になると感じています。

幹事 伊藤 淳五
幹事 伊藤 淳五

日本は、四季があるからいい。
四季を感じられるのは、幸せなことである。
地球温暖化の影響か、この冬が寒くなるとホッとしている自分がおかしい。

今年の前半は、オリンピック・上海万博・ワールドカップと、あっという間に過ぎるだろう。
暑い夏が来る頃には、我々の業界も元気を取り戻すだろうか。。。

幹事 廣末 敏郎
幹事 廣末 敏郎

明けましておめでとうございます。昨年は、未曾有の大不況の影響を受け、名古屋地区の広告業界も大変厳しい局面が続きました。ドバイショック、円高による景気の二番底が叫ばれる中で、景気回復が遅れる懸念もありますが、名古屋地区では本年、「名古屋開府400年祭」や「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が開催されますので、これらビッグイベントを契機に、再びこのエリアに活力が戻ればと願っています。

広告業界においても、こうした苦しい時期にこそ新しい時代への展望を持ち、革新的なビジネスモデルの創出に向けて果敢にチャレンジしなければならないと思っています。
これからも広告業界が発展を続け、地域社会の明るい未来に貢献できるよう、引き続き会員各社相互の協力を進めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

幹事 鈴木 浩一
幹事 鈴木 浩一

「大変局点での広告の使命」

新年あけましておめでとうございます。皆様は、どのようなお気持ちで新年をお迎えになったでしょうか。私自身は、今年ほど年が早く変わってほしいと感じたことはなかったように思います。2009年は、一昨年秋のリーマンショックの大津波が、世界を回って日本全体に打ちつけた年であり、中部エリアも例外ではなく、実体経済が、すべて波に浸かってしまった感のある年でした。後々歴史視点で振り返っても、特異な年として記録されるのは間違いないでしょう。
お得意先を回っても、媒体社とお話ししても、そして世の中の生活者動態を観察しても、みんなが大きなうねりによって今までの基準、今までのパターン、今までのリズムが崩壊したことに戸惑い、先が見えない大きな不安を抱いているのが現状です。
間違いなく、グローバル規模で、世界を動かしていた従来型フォーマットやビジネスモデルが通用しなくなったと実感します。
アナリストの分析では、年が明けても緩やかな二番底の恐れがあり、本格的な回復の兆しは、今年下期、もっというと第4四半期になってからという見通しが多いようです。ただ、回復基調になっても、今までのような復元のサイクルは期待出来ないでしょう。メビウスの輪のように、ぐるりと回っても元の場所には戻らないと認識すべきです。
では、この厳しく、変化する環境にどう立ち向かうべきでしょうか。この点については、会社でもよく言っているのですが、まず、この世紀レベルで一回あるかないかの大変局点に自ら立ち会えることを幸せと感じたほうが良いということです。社会が、そして生活者が嘗てない変化を求められている時に、深く悩みながらも、次の時代に生きるための新しいフォーマットを生み出していく。その重要な局面に参画出来るということを前向きに捉えるべきだろうと考えます。

我々が扱う広告・コミュニケーションもビジネスモデルの火急な変革を迫られていますが、同時に広告・コミュニケーションの社会に対する役割を今一度認識し、この厳しい環境をブレークしていく実行力が、嘗てなく求められていると強く実感します。
考え抜かれたコアアイデアと最新のノウハウ・武器を組み合わせた実行力を持って、お得意先のビジネスに大きく貢献することはもちろんですが、沈滞し、冷え込んだ社会や人の心の温度を上げていくことこそ、我々、広告に関わる者の使命でないかと改めて考える毎日です。
中部エリアも大きな逆風に晒され、経済指標は大きく落ち込んでいますが、モノづくりへのこだわり、強いエリアネットワーク力を持ち、大きなポテンシャルを溜めたエリアです。
中部エリアの力と広告の力を、新しい視点で掛け合わせ、お得意先と生活者のために、中部エリア内はもちろん、日本活性化のレバレッジとなる成果を産み出すことが、我々に課せられた使命と考えています。
また、今春4月には、博報堂DYグループのメディア事業会社「博報堂DYメディアパートナーズ」中部支社が設立されます。グループの総合力を駆使し、今まで以上に、幅広く、質の高いソリューションを提供し、この地のお役に立てるよう全力で邁進して参ります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。