リレーエッセイ

名古屋広告業協会会員によるリレーエッセイです。

2014年10月22日公開
第7回 hammock(ハンモック)

名広協のリレーエッセイの第7走者を御指名頂きました㈱ジャパンプランニングセンターの松井と申します。
数ある名広協会員社の中でもジャパンプランニングセンターは、かなりマイナーな会社(笑)になりますので、圧倒的大多数のご存知ない方々に向けて、自己紹介と自社紹介の両面からカンタンにお話させていただきます。
弊社は、印刷業を屋台骨とするサクラグループの一員として、広告全般を取り扱う会社です。
主に、流通小売や不動産関連の折込チラシ、メーカーパンフレット、展示演出POP、webサイト開発などを行っております。
私自身、新卒でこの会社に入社し、22年間営業職一筋で勤めてまいりました。
得意先と真正面から向き合い、良くも悪くも真っ先に生の声を聞くことができる営業職はなかなかやめられません。

さて、最近の私のお気に入りアイテムをご紹介させていただきます。
タイトル通り、「hammock(ハンモック)」です。
結婚当時購入したソファーが古くなり、さらに邪魔になってきたので買い替えるために家具屋へ向かいました。そんな時に、運命の出会いが!
数十万円の大そうご立派なソファーには脇目を触れず、ハンモックチェアに座った途端・・・一目惚れ!一座惚れ!しました。
ゆ~ったりとした揺れが大変心地よく、時の流れが変わっていくような感覚で、何だか落ち着かせてくれます。
また、インテリアとしても最高!リゾート地のビーチに遊びに来た感覚で、リビングが変貌します!
趣味のDIYで作ったウッドデッキに持ち出したら、尚更リゾート気分が味わえます!自作の「ウッドデッキ」に、愛犬「まろん」と、お気に入りの「ハンモック」・・・我が家の三種の神器です。

そもそもハンモックとは、日本名で「釣床」と言われます。諸説ございますが発祥の地はメキシコとも言われ、メキシカンハンモックが世界的に主流です。
私が購入したハンモックはスペイン製で、南部セビリアの職人が編み上げたハンドメイドの製品です。120本ものロープで体を支え、包み込んでくれます。
第二次世界大戦頃までは船舶の乗組員の寝床として広く用いられ、特に軍艦の寝床として多く利用されていたようです。 船の左右の運動と同調するので、寝ている間に床に落ちる危険がなく、寝床の水平を保つために必要だったことが、多く寝床として利用された理由だそうです。

休日にこのハンモックに寝そべりながらテレビでゴルフを見ていると、ゴルフ場が全て海岸に面するリンクスコースに見えてきます。 まさに、どの大会も「全英オープン」気分です!ゆ~ら、ゆ~らと心地よい揺れが大変リラックスできます。
更に、布地やロープで包まれることにより、左右の視界が遮られ、前方の視界だけが開けるので、プライベート感や集中力が増していきます。

この感覚、ビジネスの現場に置きかえてみることもできそうです。

ちょっとした、アイテムや環境、行動を変えることで、物事の見え方や発想力というのは変わってくるもの。
企画書のチェックも、事務所のデスクでは気付かなかったことが、例えば環境を変えてオープンカフェでチェックしてみると、ツジツマの合わないことも見えてきます。
金銭・立場・環境面などの様々な事情により行動が制限され、変化が難しいと思うことも多いように感じますが、手が届く環境や、いつもの行動を少しだけ変化させることはそれほど難しいことではありません。これからも積極的に変化させていきたいと思います。

また、それと同時に周囲の揺れに同調しながらも水平を保つ軸も大切だとハンモックは教えてくれます。
氾濫する情報に翻弄されることなく、状況を正しく見極めて正確な情報を得る力が大切なのではないでしょうか。

今日もハンモックに揺られながら、「変化させるべきこと」と、「変化させてはいけない」ことを見極めていければと考えています。
そんなことを・・の~んびりと、ぼ~んやりと考えていると・・いつの間にやら・・夢の中へ(zzz)・・失礼しました。
最後まで眠らずにお付き合いいただき感謝です。このあたりで第8走者へバトンタッチしたいと思います。誠にありがとうございました。

【著者紹介】

会員交流委員
株式会社 ジャパンプランニングセンター
営業部長

松井敦哉(まついあつや)