名古屋広告業協会会員によるリレーエッセイです。
栄えある名広協のリレーエッセイの第六走者を御指名頂きました㈱産通の野村と申します。
「ミツバチ」→「ケッタ」→「字一色小四喜」→「㊇文化」→「妄想族」
過去五名のエッセイストの方々が上記のテーマ(小生の勝手な思い込み)で華麗な文章を綴ってこられました。
ところが小生の場合エッセイとは何ぞやから始まってしまいます。愚痴っぽくスタート致しましたが、まず自己紹介をさせて頂きます。
広告代理店の方が多い中、小生は新聞社(中日新聞)とテレビ局(TVA)で三十五年間媒体暮らしをした後、現在の広告会社に勤務することと相成りました。新聞社では販売局と広告局、テレビ局では営業と営業を伴う制作会社勤務。
媒体と仕事の質は違いますが、営業というジャンルは、広告代理店と変わりありません。
そんな中で一番思い出深いのは2005年の愛知万博かもしれません。万博ウェブ新聞の発刊?確か公式名称は「万博ウォッチ」だったと思います。
今ではスマートフォン等で当たり前に入手できる情報をテレビ局6局(含むNHK)と中日新聞社とで、きめの細かい取材・編集を行い提供しました。メディアだけでなく技術系の各社の縁の下の力持ち的な立位置も忘れる事が出来ません。
185日間世界121ヶ国から2200万人の人々が来場した会場で日々の感動を伝える事が出来ました。
そんな仲間が今も毎年万博の開幕時と閉幕時に合わせて同窓会をおこなっています。素晴らしい仲間です。
さて、前置きが大変長くなりましたがそろそろ本題に入らせて頂きます。
昨今私をもっとも癒してくれる存在それは猫。
エジプト語で「マウ」。
我が家の猫は2匹。どちらが上か下かは解りませんがキョウダイのオスとメスです。
どの世界でも同じですが、メスの方が存在感・威圧感ともに圧倒しています。そんなことでメスが姉と言うことになりました。
名前は姉が「ザラメ」粗目糖から取ったようです。我が家では「ザーラ」と呼ばれています。弟は「カンロ」こちらは甘露からとったと思われます。いずれも娘の命名です。
「仁政が敷かれると天から甘い露が降る」という中国の言い伝えからとったという割には弟は「カンちゃん」と呼ばれています。
姉はまるで女王、弟は単なる下僕。
女性上位はくどい様ですがどの社会も同じようです。
さてこの2匹、飼い主が言うのもなんですが、ハンパなくカワイイ。ただカワイイと言っても始まらないので、小生なりの観点からネコの特性を紐解き、可愛らしさの一面をご紹介しましょう。
カワイイといっても、ネコはイヌと違って全く媚びてこない。
自分の気が向いた時だけ、ゴロゴロいいながら体をすり付けてきます。
これをLOVEだと思ってはいけません。ただのマーキングなのです。自分に心を許したと思ったとたん、とんだしっぺ返しがあるのです。
しかしその思うようにならないところが、またカワイイ。
アメリカではイヌよりネコのペット数がかなり多いのも、(犬7400万匹に対して猫8800万匹)もしかしたらこんな所に理由があるのかもしれません。
次にその身体能力について述べれば、娘の操る猫じゃらしの様なものにジャンプする姿、圧巻です。
ネコは自分の背丈の六倍の高さをジャンプする事が出来るそうです。オリンピックなら棒なしで棒高跳びの世界記録?(ネコを人の身長に換算してだけど)
又、その走力はウサインボルトのもつ100m世界記録9秒58をはるかに上回るとのこと。
次は猫の記憶能力です。書物によればipadの1000倍のメモリー容量があるとのこと。
夢々ネコをいじめない方がいいですよ、絶対忘れませんから。なんて書き出したらキリがありません。
最後に小生のネコのイチオシチャームポイントを挙げましょう。
それは「肉球」です。犬は鼻にも汗をかきますが、猫は肉球からしか汗をかきません。そのちょっぴりしめっていてポヨンポヨンの感触はもう堪りませんわ。
エッセイイコール随筆、随筆イコール「つれづれなるままに…」という事で、乱文お許し下さい。
何だかんだ理由をつけましたが、結局は我が家の猫を観て頂きたいという、唯の愛猫家の思いでした。
お付き合いありがとうございました。