名古屋広告業協会会員によるリレーエッセイです。
皆さま、昨年協会に新規入会致しました。大広メディアックスの沼田です。よろしくお願い致します。 再開したリレーエッセーのトップバッターを務めさせて頂く事となりました。少し自己紹介をさせて頂きます。 現在の会社の親会社である大広に入社後、20代半ばから10年近く営業で名古屋支社に勤務。 その後地元の大阪に戻ったのですが、3年前に今の会社の名古屋支社長を拝命し現在に至っております。 また当社は交通広告の取り扱いが主体の会社でほとんどのお取引先が代理店様のため、協会の各会員様にも大変お世話になっておりこの場で御礼申し上げます。
さて、私の趣味である「鉄道の旅」についていろいろ書いてみたいと思います。
子供のころからいわゆる「鉄ちゃん」で、その頃は写真や模型等鉄道全般に興味を持っていました。
大学生になり全国各地に旅を続けるうちに「全国の鉄道を乗りつぶしてみよう」という気持ちが強くなり「乗り鉄」デビューを果たしました。
仕事の合間の休みを使っての旅でしたので30年近くかかりましたが、私鉄も含め北海道から沖縄まで全国のすべての鉄道に乗車しました。
現在も乗りつぶしは続けており、昨年は宇都宮ライトレール、日本初のDMV(道路も線路も走る)である四国の阿佐海岸鉄道等に乗りました。
今年は先月に当社の大阪でのお取引先である北大阪急行の延伸開業へ。近々には北陸新幹線の旅を楽しみにしております。
乗りつぶしの話ばかりでは面白くないので、長年鉄道の旅をしていて一番感動したエピソードをご披露します。
青森県と秋田県を結ぶ「五能線」というローカル線があります。もう20年以上前になりますがその頃から1日数本の鈍行しか走っていない超ローカル線でした。
ちょうど中間に「深浦」という漁師町があります。初秋の五能線に乗り、深浦に到着する直前に車掌さんからこんなアナウンスがありました。
「当列車は深浦で約40分停車いたします。本日は天気も良く深浦港からの夕日がとてもきれいです。十分時間があるのでぜひ港まで行って夕陽を見てきてください。
なお、発車10分前に警笛を鳴らすので帰ってきてくださいね。」
今でこそ考えられないようなアナウンスでしたが、車両に乗っていた数人の乗客とともに港に向かい、今まで見たことないような本当に素晴らしい夕陽を見ることが出来ました。
もちろん10分前にはキッチリ知らせてくれました。
列車旅を長年続けておりますが、最近は新しく乗るところも多くないのでここ数年は鉄道の走っていない離島めぐりに少しシフトして来ています。
長くなりましたが私の稚拙な文章をお読みいただき有難うございました。次の方にリレーさせて頂きたいと思います。